
2025.07.31

紀の川市では、地域産品の付加価値向上と市内事業者の挑戦を支援するため、認定ブランド「ISSEKI」を推進しています。 本年度より新たに始動する「商品・事業改善スクール」の開講に先立ち、7月31日(木)に事業説明会を開催いたしました。
当日は、農業経営のトップランナーによる基調講演や、認定事業者による事例発表を通じ、農業経営の高度化や販路開拓の具体的な手法について共有がなされました。
日時: 令和7年7月31日(木) 18:30~20:30
場所: 紀の川市役所本庁2階 市民協働スペース
参加対象: ISSEKI認定事業者、市内農業者・加工事業者等
主催: 紀の川市 農林商工部 農業振興課
テーマ:「農業経営を次のステージへ!事業を加速させる目標設定と事業運営」
講師:ロックファーム京都株式会社 代表取締役社長 村田 翔一 氏
元消防士としての経歴を持ち、就農後短期間で大規模経営を実現した村田氏より、持続可能な農業経営に必要な視点についてご講演いただきました。
マーケットインの徹底
「作る」ことだけに留まらず、「誰に・どのような価値を届けるか」を起点とした事業設計の重要性が語られました。特に、単に農産物を売るのではなく、顧客体験(UX)を重視した価格設定やブランディングの手法は、多くの参加者にとって新たな気づきとなりました。
組織づくりと人材育成
「早く行きたければ一人で、遠くへ行きたければみんなで行け」という言葉を引用し、個人の限界を超えて事業を拡大するためのチームビルディングの重要性を強調されました。適切な利益確保が人材投資を生み、それが品質向上につながるという経営の好循環について解説いただきました。
発表者:まつばら農園 松原 好佑 氏(ISSEKI第3期認定事業者)
認定商品:The はっさく(発酵ハッサクシロップ)

昨年度のISSEKI認定商品である「The はっさく」の開発・販売プロセスについて報告がありました。
ターゲットを絞った販路開拓
道の駅などの一般的な販路に加え、地域の高級ホテルや飲食店へ直接アプローチを行い、「ウェルカムドリンク」や「料理に合うドリンク」としての導入を提案。商品の特性に合わせた販路選定と、現場へ足を運ぶ営業活動の実践が、当初計画を大きく上回る実績につながったことが報告されました。
加工品による経営への効果
規格外品を活用した加工品開発が、フードロス削減だけでなく、農園全体のブランディングや新たな収益源の確保に寄与している実例が共有されました。
本年度の「ISSEKI 2025」では、個別の商品認定に加え、事業者の「経営力向上」に重点を置いたスクール事業を展開します。
商品・事業改善スクール
参加事業者がグループワークを通じて、ターゲット設定やマーケティング戦略(STP分析等)を実践的に学びます。
伴走型支援
個別相談や、都市部(阪急百貨店等)でのテストマーケティングの機会を提供し、事業の仮説検証をサポートします。
紀の川市では、本事業を通じて「一石(ISSEKI)」を投じる挑戦者を後押しし、その波紋が地域全体へ広がることを目指してまいります。
【事務局・お問合せ先】
株式会社MISO SOUP(担当:緒方)
TEL:050-5896-7720 / FAX:03-4330-1986
E-Mail:6tsuku@misosoup.co.jp